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これからは騎士団として
オレも共に戦わせてもらう。
よろしく頼む。
「こちらこそ」と返信した場合
＞『フィアナの末裔』蒼天の
＞バルムンクが仲間になってくれて
＞心強いよ！
フッ……。
蒼天の名に恥じぬよう、
務めさせてもらうとしよう。
「あのときはゴメン」と返信した場合
＞あの……羽野郎とか
＞言ってごめん……。
フッ……。
そんなこと、気にしてないさ。
……本当だぞ？
『The World』はもう1つの
世界だと思っている。
現実の世界では照れくさいことも、
ここでは躊躇せずに行動できる。
『フィアナの末裔』として……
『黄昏の騎士団』として……
この純白の羽に恥じぬような
立派な剣士になりたい。
お前は……
オレにその資格があると思うか？
「今さら」と返信した場合
＞『The World』の英雄じゃない！
オレは、本当に自分の願う
オレになれているのか
不安なんだ。
この世界では、偽ることが
あまりにも簡単にできてしまう。
他人に対しても、自分に対しても。
フッ……。 お前のようにまっすぐな性格が、 オレには少々うらやましい……。
「羽のこと」と返信した場合
＞バルムンクの羽って何なの？
＞防具？ ただの飾り？
＞まさか本当に生えてるとか？
この羽か？
これは『ザワン・シン討伐クエスト』
クリアの報酬アイテムで
アクセサリーのようなものだ。
本来は、ザワン・シンに
トドメを刺したオルカに
受け取る権利があったんだが……
あいつは、自分には似合わないと、
この羽を譲ってくれたんだ。
フッ……。
オレには過ぎた相棒だな……。
トキオと一緒に行動してきて
気付いたことがある。
お前はカイトやオルカとは
また違う匂いがする、と……
今の『The World』には
お前のような男こそ
必要なのかも知れんな……。
「匂い？」と返信した場合
＞自分じゃわからないけど、臭う？
フッ……それだ。
お前は勇者としての資質を持ちながら
周りにいる者を和やかにする
明るさを持っている。
その資質が、仲間たちの心を
解きほぐし100％以上の力を
引き出すのだとオレは思う。
「そりゃそうだよ」と返信した場合
＞そんなこと急に言い出して
＞どうしたの？
お前は、誰かの傍らにいて、
何のこだわりもなく
そいつに肩を貸してやれる奴だ。
だから、皆、お前と共に
冒険をしたくなる。
カイトやオルカも、勇者としての
資質を持っているかもしれない。
だが、勇者のありようは
1つではないはずだ……。
お前は、あいつらとは
また違ったタイプの勇者なんだ。
オレはそう思っている。